腕時計のメンテナンスの時期

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目次

機械式時計、クォーツ時計、ソーラー時計

機械式 

機械式時計のメンテナンスは4~5年毎にした方がいいと言われててますが、それまでに何か異常を感じたら早目にメンテナンスに出すようにして下さい。

1日に30秒以上遅れてきたり、以前より早く止まるようになってきたらメンテナンスの時期です。

自動巻で振った時に内部でカタカタと異音する時は部品が外れかかっていたり、破損している可能性もあるので、使用をやめて早目に修理(この場合はオーバーホールになる可能性が高い)に出すようにして下さい。

機械式の場合、オーバーホールになると部品交換も必要になる可能性が高いです。

オーバーホール=分解掃除のことでメンテナンスの場合はチェックや調整のみで、分解掃除まではしない場合もあります。
 

クォーツ時計

クォーツの場合は、一般的に電池交換をすると2年~3年は動くはずですが、製造されてから5年以上経っていて、電池交換をしてもすぐに止まるようになってきたらメンテナンスの時期です。

その場合、機械の油切れ(劣化)が原因と思われるので、多くはオーバーホールが必要になると思います。

カレンダーが変わらなくなったり、ストップウォッチが作動しなくなったりした時もオーバーホールが必要で、その場合は部品交換も必要になるかもしれません。

クォーツ(ソーラー時計)

ソーラー時計は電池交換不要と言われてますが、ソーラーパネルを使って充電用の二次電池に充電してそれを動力としています。

その二次電池は携帯電話の電池と同じようなもので充電を繰り返していくうちに充電効率が低下し、十分に充電してもすぐに止まるということがおこります。

電池交換不要と言っても、永久にではなく定期的には必要ないと言う意味で、アナログのソーラー時計では、歯車などの構造は普通のクォーツと同様ですので、電池は定期的に交換不要でも、機械の油の劣化などは同じようにおこります。

と言うことは、ソーラー時計でも定期的にメンテナンスは必要と言うことです。そしてその際に二次電池も新しくされることになります。

十分に光を当てても、従来より早く止まるようになったらメーカーで、メンテナンス(二次電池交換)が必要です。

メンテナンスが必要な理由

機械式時計の場合、5年以上使っていて特に異常がない場合でも、確実に機械の油の劣化などが進み、そのまま使用し続けるとパーツが摩耗してそのうち動かなくなってしまいます。

そうなると分解掃除と一緒に部品交換も必要になり、修理代も高額になってしまいます。

異常が出る前に定期的にメンテナンスしておけば部品交換も必要なく、もしメーカーの部品がなくなった場合でもそのまま長く使えるというわけです。

クォーツも動力は違いますが、基本的な構造は機械式と同じなのでメンテナンスは必要です。特にクォーツの場合は電子部品を使っているため、水は大敵です。

そのため、メンテナンスの際には防水性のチェックも欠かせません。防水性の維持のためにもクォーツのメンテナンスも必要です。長く使いたい時計なら、クォーツも定期的なメンテナンスをして下さい。

ただ、クォーツの場合は購入金額に比べてメンテナンス代が高いため、調子が悪く修理が必要になった場合は新しく買うという方が多いのが現実です。

一般的にメーカーが部品を持っている期間は7年と言われています。長く使いたい時計なら、部品が無くなる前にメンテナンスをして悪い部品を交換しておけば、またしばらくは使えるということです。
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