腕時計が動かない時の原因とチェック方法(電池式)

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時計の電池交換をしてみたのに動かない場合、様々な原因が考えられます。このページでは考えられる主な原因を挙げてみました。

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電気的な原因

電池の入れ間違い (アナログ)(デジタル)

電池を入れた際に+と−を逆に入れてしまうと動きません。9割の時計が電池の+面(型番が刻印されている)が上です。入れ間違えた電池を正しく入れ直してもショートしていると電圧が下がり動かない可能性もあります。

バッテリーテスター等で電池の電圧を調べてから入れ直して下さい。正常な新品の電池は1.5Vの電池で約1.58V、3Vの電池で約3.2Vあれば問題ありません。

ショートした電池も数分置いておくと電圧が復活することもあります。

回路不良 (アナログ)(デジタル)

回路が壊れている場合、新しい電池を入れても動きません。電池が液漏れをしていて回路が汚れていたり、水が入ってしまっている時は回路が壊れている可能性があります。

裏蓋を開けた際に上の写真のように機械に汚れがあると回路が壊れている可能性が高いです。

この場合、回路交換が必要で時計店などに持ち込むと、オーバーホール+回路交換という修理内容になり修理代も高額になる可能性が高いです。

コイル切れ (アナログ)

これも回路系の問題ですが、電池交換の際にピンセットなどでコイルに触れてしまうと、コイルが切れてしまうことがあります。この場合も時計は動きません。

写真の印がコイルです。裏蓋を開ける時や、電池を外す際にキズをつけてしまうと断線し時計は動きません。

こちらも時計店などに持ち込むと、オーバーホール+回路交換という修理内容になり修理代も高額になる可能性が高いです。

液漏れなどの汚れがなく、コイル切れや回路不良のみが原因であれば、コイルの交換、回路の交換のみで動くようになる可能性もあります。

機械(ムーブメント)によっては、回路交換やコイル交換が簡単に交換できるものもあります。自分で電池交換を何度もされていて、腕に自身がある方は挑戦してみてもいいかもしれません。

いずれ回路交換の方法の記事も作成したいと思います。

端子汚れ (アナログ)(デジタル)

こちらも電池の液漏れや水入りが原因で電池との接触部が汚れ、電池から電気が供給されないため動かないことがあります。

この場合、回路が壊れていなければ端子の汚れを拭き取ってから電池を入れれば動くはずです。

印のように電池と接触すると思われるところを綺麗に拭き取ってから電池を入れてみて下さい。汚れを取るには市販の燃料用アルコールを使用すると簡単に取れます。

アルコールを綿棒に少量染み込ませて拭き取ってください。

燃料用アルコールは薬局等で簡単に入ります。綿棒は100均のもので十分ですが、紙芯のものがおすすめです。アルコールはハンドラップに入れておくと使うときに便利ですが、頻繁に使う機会がなければ必要ないと思います。

このアルコールがあれば、電池交換時の裏蓋周りの汚れをなどを取る際にも便利です。

端子折れ、電池押さえ折れ (アナログ)(デジタル)

こちらも、液漏れや金属の劣化などで起こり得ることですが、端子が折れていると電池から電気が供給されないため動きませんし、電池を押さえる部分が折れていると電池が浮いてしまい接触しないため電気が供給されず動きません。

電池押さえの折れだけであれば部品交換だけで済む可能性もありますが、端子の折れは、端子が回路部と繋がっているものもあるため結局回路交換が必要で、時計店などに持ち込むと、オーバーホール+回路交換という修理内容になり修理代も高額になる可能性が高いです。

回路が正常か調べる方法。

専用の機械(パルステスター)を使いますが、この機械があれば簡単に回路が正常に発信しているか確認できます。

パルステスターは回路の発信を音とライトで知らせてくれます。回路が正常であれば、パルステスターの音と同時に針が動きます。

新しい電池を入れたのに動かない場合、パルステスターの上に置くことで何が原因かある程度絞りこめます。

症状1 発信はしているが針が動いていない場合。

機械(歯車)の汚れや、油切れ、固着で歯車が動けなくなっている可能性が高く、オーバーホールが必要です。秒針がピクピクと反応しているが、動かない場合はおそらく歯車の問題だと思われます。

長く動かしていない時計も油の固着で動けなくなっている可能性が高いです。

症状2 発信していない場合。

端子の汚れで通電してなかったり、電池の+と−を逆に入れていたり、コイル切れや回路の不良が考えられます。

端子の汚れを拭き取ってみたり、電池の残量や向きを確認した上で、発信が無く針も動かない場合は回路交換、又はオーバーホール+回路交換が必要です。

機械的な原因

油切れ(アナログ)

5〜6年以上メンテナンス等をされていない場合、機械(歯車)の油切れの可能性があります。又、しばらく動かしてなかった時計は、油が固着して動けなくなっている可能性もあります。オーバーホールが必要です。

ザラ止まり (アナログ)

サビや、液漏れ時の汚れが歯車に付き、歯車が回らなくなる症状です。オーバーホールが必要です。

上に書いた症状と同じですが、回路が生きていてもこの場合歯車が回らず針も動きません。

印内に歯車が見えますが、液漏れにより歯車が汚れています。

外装的な原因

リューズが引かれている (アナログ)(デジタル)

リューズが引かれたままだと、スイッチが切れている状態で動かないものがお多いです。リューズを押し込めば動くはずです。

針当たり (アナログ)

針が文字盤やインデックスや針同士が当たって動けなくなる(遅れがでる)ことがあります。もし落としてしまったり強いショックが加わった後に止まった場合この原因も考えられます。この場合は入っていた電池は切れていない可能性があります。針の修正+オーバーホールも勧められると思います。

針が毎回同じ位置で止まっていたり、時針と分針や秒針と分針が重なった状態で止まっている場合は、針同士が接触して止まっている可能性もあります。こちらも針の修正+オーバーホールも勧められると思います。

電池交換しても遅れが出る場合

かなり強い磁気の影響を受けなければ止まることはないですが、遅れが出たり、クロノグラフの秒針がずれている場合は、磁気の影響を受けている可能性が高いです。

デジタル(液晶)時計は磁気の影響は受けません。

磁気の影響を受けているかチェックする方法。

方位磁石(100均で購入)で調べることができます。方位磁石に時計をかざしてみて針が強く動くようであれば磁気抜きをおすすめします。

クォーツは帯磁したままでもそれほど影響はありませんが、常に磁気の影響を受ける場所に置いてあると遅れなどの症状は改善されません。機械式時計の場合は帯磁したままだと遅れなどの症状が出る場合があります。

携帯電話など磁石を使用しているものの近くには時計を置かないようにして下さい。10cm以上離せば大丈夫です。

腕時計の帯磁の確認と磁気抜き方法

磁気抜き器があれば簡単に磁気を抜くことができます。(かなり強く帯磁していると完全には抜けない場合もあります。

その他

AC(オールクリア)のし忘れ(デジタル

デジタル時計は、電池交換後にACをしないと表示されないものがあります。

ACをして表示されるようであれば、特に問題ないと思います。

 

数字の欠け、表示が薄い (デジタル)

デジタル時計の数字の一部が表示されなかったり、表示が薄く感じる場合は液晶の寿命かもしれません。

デジタル時計の修理の場合、液晶だけの交換ではなく、機械(ムーブメント)の交換になります。生産から7年以上経っている時計は在庫が無く、メーカーでも修理不可能な場合があると思います。

 

 

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