古いG-SHOCKの電池交換方法(100均の精密ドライバー使用)

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目次

古いG-SHOCKの電池交換方法

古いG-SHOCKの場合は下の注意事項を確認の上、自己責任で行って下さい。

◯ネジが硬く回らない場合、錆びていて無理に回すとネジが折れる可能性があります。

◯ベルトやベゼルカバーが劣化していて、作業中に割れる可能性があります。(触ってベタベタする場合は要注意)

◯裏ぶたのゴムパッキンが劣化していて一度開けると元に戻せなくなり、防水性が低下する可能性があります。

10年以上前のモデルだとメーカーも部品の在庫を持っていないことの方が多く、破損した場合などはどうすることもできません。大事な時計であれば電池交換は諦めて、できるだけ触らず保管しておくことをおすすめします。
古いG-SHOCKの場合、裏ぶたパッキン以外にもボタンのパッキンなど、見えない部分の劣化も考えられます。メーカー等で防水検査をしてない限り防水性は無いものとして水などには気を付けて使用することをおすすめします。

古いG-SHOCKの電池交換方法(動画編)

古いG-SHOCKの電池交換方法(静止画編)

写真のようにベルトが裏ぶたを押さえているタイプは、先にベルトを外します。

ベルトが裏蓋を押さえていタイプであればベルトを外す必要はありませんが、ベルトを外した方が作業はやりやすいと思います。

バネ棒のつばにマイナスドライバーを引っ掛けて縮めます。

バネ棒外しがあれば簡単に外せます。

バネ棒を縮めた状態でベルトを斜めにズラして外します。バネ棒を飛ばさないよう注意して下さい。

ベルトが外せたら、プラスドライバーでネジを外していきます。ネジ山を潰さないようにサイズのあったドライバーを使って下さい。

ネジが外せたら裏ぶたを開けますが、写真のゴムのパーツが機械と裏ぶたにくっついていて、機械ごと一緒に持ち上がってしまうことがあります。その場合、機械が持ち上がってしまわないように横から機械をドライバーで押さえるなどしながら裏ぶたを開けて下さい。

機械が浮いてしまった場合は下の「機械が浮いてしまった場合の対処方法」を参考に元に戻して下さい。

ゴムのパーツを取り、電池押さえのロックを外します。ゴムのパーツは向き裏表がわかるようにしておいて下さい。

マイナスドライバーを差し込み、こじって外します。この時、機械が浮いてしまわないように指で押さえながら作業して下さい。

機械が浮いてしまった場合は下の「機械が浮いてしまった場合の対処方法」を参考に元に戻して下さい。

ロックが外れたら電池を取り出します。このモデルだと電池押さえのロックの横に小さなバネが飛び出ていますが、これを無くすとアラームやボタンを押した時の確認音が鳴らなくなります。無くさないよう注意して下さい。

裏ぶたを開けた状態で表面を確認する場合などは、バネ無くさないようを指で押さえて確認して下さい。

切れた電池を取り出し、新しい電池を滑り込ます感じで入れます。この年代のG-SHOCKはCR2016電池を使用しているものが多いですが、電池の型番を確認してから購入して下さい。電池を入れたらロックを「カチッ」と音がするまで押し込んで下さい。

電池を入れただけで液晶が表示される場合もありますが念のためAC(オールクリア)して下さい。電池を入れても表示されない場合もACすることで表示されます。

ACの方法は、金属製のもので電池のプラス面(型番の書いている面)とACと書いてある穴の奥に見える金色の部分を接触させます。今回は細めのドライバー2本を使って接触させてます。

ピンセットがあればピンセットでもACすることも可能です。

ピンセットは100均のものでも大丈夫ですが、使いやすさは全然違います。

ACされると12:00時00秒にリセットされます。何度ACをしても表示されない場合や、文字がかけて表示される場合は、液晶の寿命かもしれません。

下の「G-SHOCKの機械の取り出し方」を参考に正常な機械を手に入れて機械まるごと交換する方法もあります。

向き裏表を間違えないよう、ゴムのパーツを元に戻します。

もし、ゴムパッキンが外れてしまった時は、本体の溝に沿ってパッキンを入れます。

ピンセットがあればピンセットを使うと入れやすいと思います。

もし塗布器をお持ちであればこのタイミングでグリスを塗ってあげると、防水性も少しはアップすると思います。

裏ぶたを閉める前に、機械が浮いていないか確認して下さい。

裏ぶたの上下を間違えないように閉め、指で押さえながらネジを締めていきます。ネジの締め方は、対角線状に締めて下さい。

裏ぶたを閉めたら、ベルトを取り付ける前に時間合わせをします。まず左上のADJUSTボタンを押すと秒が点滅します。

ボタンが反応しないなどの場合はもう一度裏ぶたを開ける必要があるため、ベルトは時間合わせ後に取り付けることをおすすめします。

その状態で右下のSTARTSTOPボタンを押すと秒の0秒セットができます。

左下のMODEボタンを押す毎に時間、分、年、月、日とセットできる箇所の切り替えができ、

それぞれ右下のSTARTSTOPボタンでセットができます。

日にちまでセットしてMODEボタンを押すと秒の点滅に戻ります。全てセットできたら、再度ADJUSTボタンを押すと設定されます。

時間合わせができたらベルトを付けます。先にバネ棒を片方の穴に入れ、

写真のようにベルトと本体を固定します。

バネ棒をマイナスドライバーで縮めた状態で、ベルトを本体に入れていきます。

バネ棒が穴に入らない時は、マイナスドライバーで押し込んで下さい。

バネ棒が穴に入ったら、引っ張ってみて外れないか確認して下さい。

反対側のベルトも取り付け、引っ張ってみて外れなければ完了です。

機械が浮いてしまった場合の対処方法

裏ぶたを開けた時や、電池を取り出す際に写真のように機械が浮いてしまうことがあります。そのまま押し込めば戻せることもありますが、少し押してみて戻らない場合は無理に押し込まないで下さい。

戻せない場合は機械のボタン部のバネがボタンの内側に乗り上げていることが多いです。

機械が浮いていないように見えても、裏ぶたを閉めた後ボタンが反応しない場合などはこの状態になっている可能性があります。

その場合、マイナスドライバーなどでバネを押し下げた状態で機械を押し込むとうまく戻せます。

これが正常な状態です。

横から見ると本体と平行な状態に戻りました。

G-SHOCKの機械の取り出し方

時計本体やベルトの状態はいいのに、液晶(機械)の不良や寿命で使えないという場合は、機械まるごと交換すれば使えるようになることもあります。

オークションなどでベルトが切れているが液晶は正常なG-SHOCKなどを手に入れて自分で交換してみる方法もあります。

ソーラータイプや、センサーが付いているものなどは、うまく取り出せないものもあるので確認した上で作業して下さい。

G-SHOCKは多くのものが簡単に機械を取り出せます。電池押さえなどをピンセットで掴み、

持ち上げると取り出せます。入れる時は、上の「機械が浮いてしまった場合の対処方法」を参考に機械のボタン部のバネに注意しながら入れて下さい。