目次
主な時計の種類と特徴
機械式時計(自動巻、手巻き)
ゼンマイの解ける力を動力とし、振り子の役割をする部品を利用して精度を出し歯車を使い時間表示している時計です。手巻きと自動巻があります。
クォーツ時計(アナログ、液晶)
クォーツ(Quartz)とは直訳すると石英(水晶)のことで、電池を動力としています。
水晶に電圧を加え、その振動を電子回路で1秒に変換し、歯車と針や液晶などを使って時間表示している時計のことです。そのためクォーツと呼ばれています。
ソーラー時計
ソーラーパネルを利用して充電用電池(2次電池)に充電しそれを動力として動いています。基本的な構造はクォーツと変わりありません。
電波時計
電波を受信して時間やカレンダーを合わせてくれます。通常の電波時計は電池を動力として動いています。
基本的な構造はクォーツと変わりありません。誤差は10万年に1秒ほどです。
ソーラー電波時計
ソーラーパネルを利用して充電用電池(2次電池)に充電しそれを動力とし、電波を受信して、時間合わせやカレンダーを合わせてくれる時計です。
基本的な構造はクォーツと変わりありません。誤差は10万年に1程度です。
腕時計の各部名称
3針モデル
①時針(じしん)
時間を指す針。短い針なので短針(たんしん)とも呼ばれます。
②分針(ふんしん)
分を指す針。長い針なので長針(ちょうしん)とも呼ばれます。
③秒針(びょうしん)
秒を指すので秒針。モデルによって秒針の無いものもあります。
④文字盤(もじばん)
色々なデザインのものがあり、数字やバーのことをインデックスと呼びます。カレンダー付きのものもあります。
⑤リューズ
一般的にこの部分を引っ張り出してカレンダーや時間を合わせます。10気圧以上の防水時計だとねじ込み式になっている場合もあります。
⑥ベゼル
ガラスの周りのパーツで無いものもあり。固定されているもの回せるものがあります。
⑦ケース
時計本体をケースと呼びます。
クロノグラフ(ストップウォッチ付きモデル)
①ストップウォッチのスタート、ストップボタン
一回押すとスタートし、もう一回押すとストップします。
②ストップウォッチのリセットボタン
ストップしたストップウォッチをリセットするボタンです。
③ストップウォッチの秒針(時計の秒針)
①のスタートボタンを押すと動き出します。この針が通常の時計の秒針になっているタイプもあります。
④時計の秒針(ストップウォッチの秒針)
通常の時計の秒針です。この針がストップウォッチの秒針になっているタイプもあり、その場合は①のスタートボタンを押すと動き出します。
スタートボタンを押して動き出すのがストップウォッチの秒針で、常に動いているのが時計の秒針です。(通常の秒針がついてないモデルもあり)
防水時計 (10気圧以上)
①ねじ込み式リューズ
防水性を高めるためにねじ込み式になっています。
②回転ベゼル(逆回転防止機能付き)
反時計回りに回ります。12時位置の▽マークを現在の分針に合わせておくことでベゼルを見れば何分経ったかすぐに確認できます(本来は潜水時計で酸素ボンベの残量時間を計るためのもの)
③防水性の表示
一般的に文字盤や裏蓋に防水性が表示されています。防水性が10気圧のものであれば、WATER RESISTANT 10BAR(ATM)や、WATER RESISTANT 100Mなどと表示されています。
④スクリューバック
ねじ込み式の裏蓋です。そのため、裏蓋の文字が斜めになっています。
⑤スパナ溝
一般的に6ヶ所のものが多いです。この溝に工具を引っ掛けて裏蓋を開けます。
ベルト
①尾錠(びじょう)
ズボンのベルトで言うバックルです。美錠と表示されることもあり。
②つく棒
ベルトの小穴に差し込む棒です。
③定革(ていかく)
ベルト固定するために通す輪で固定されて動かないもの。
④遊革(ゆうかく)
ベルト固定するために通す輪で固定されておらず動くもの。ウレタンベルトのものは遊カンと呼ばれたりします。
⑤剣先(けんさき)
通常、こちらが6時側に付きます。
⑥小穴(こあな)
つく棒を差し込む穴です。
金属ベルト
①中留(なかどめ)
クラスプやバックルと呼ばれたりもします。色々な形状があります。
②アジャスト穴
写真の形状の中留は、この穴でサイズの微調整ができます。
③アジャスト駒
一般的に中留に近い位置の駒が外せて、サイズの調整ができるようになっています。